子どものスクリーン時間を減らすために家庭でできる6つのこと

A girl looking at a tablet screen

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最新研究から分かってきた影響と、親が今日から始められる具体的な方法

スマートフォン、タブレット、YouTube、Netflix、ゲームー。今やスクリーンは、私たちの日常生活の一部になっています。

そして、それ自体が悪いものというわけではありません。テクノロジーのおかげで、私たちの生活は昔では考えられないほど便利になりました。家族や友人とすぐにつながることができ、知らない場所でも迷わず移動でき、新しいことを学ぶこともできます。ポケットの中に小さなコンピューターを持ち歩いているような時代です。

正しく使えば、テクノロジーは本当に素晴らしい道具になります。

八尾市 香芝市 で子ども向け英会話教室を運営している私自身も、質の高い教育アプリや動画には大きな可能性を感じています。実際に、子どもたちの英語学習をサポートしてくれる素晴らしい教材もたくさんあります。

しかし同時に、一人の親として心配に感じる場面も増えてきました。

息子たちの友達が家に遊びに来ることがあります。パーティーやバーベキュー、ただ一緒に遊ぶために集まることもあります。でも、中には必ずと言っていいほどゲーム機やタブレットを持ってくる子がいます。そして気づけば、友達と遊ぶために来たはずなのに、何時間も画面だけを見ていることがあります。

さらに、その画面に他の子どもたちも引き寄せられて、いつの間にか部屋中の子どもたちが、誰か一人がプレイしているゲームを静かに見続けている……そんな光景を見ることもあります。

保護者の方と話していても、「なかなかゲームをやめられない」「やめる時間になると大きなケンカになる」という話をよく耳にします。きっと多くのご家庭でも、似たような経験があるのではないでしょうか。

そして大切なのは、これは偶然起きていることではないということです。

現代のアプリ、ゲーム、SNSなどは、できるだけ長い時間使ってもらえるように設計されています。世界中の非常に優秀な人たちが、「どうすれば人の注意を引き続けられるか」を研究しながらサービスを作っています。

自動再生、終わりのないスクロール、通知、短い刺激的な動画、次々と変わる新しいコンテンツ——。こうした仕組みは、私たちの興味を引き続けるために作られています。

実際、大人でもスマートフォンを置くのは簡単ではありません。私自身もそう感じることがあります。

しかし、まだ脳や体が発達途中の子どもたちにとって、長時間のスクリーン利用はより大きな影響を与える可能性があります。

近年の研究では、過度なスクリーン時間と以下のような問題との関連が指摘されています。

・睡眠の質の低下
・集中力の低下
・感情コントロールの難しさ
・不安感の増加
・運動量の減少
・社会性や言語発達への影響

世界保健機関(WHO)などの機関も、子どもの過度なスクリーン利用について注意を呼びかけています。

もちろん、これは「スクリーンは悪いもの」という意味ではありません。子どもがアニメを見たり、ゲームをしたりするたびに、親が罪悪感を持つ必要もありません。

アメリカ小児科学会(AAP)も、単に時間だけを見るのではなく、睡眠・運動・家族との関わり・学びとのバランスを大切にする考え方を示しています。

本当に考えるべき問題は、スクリーンそのものではありません。

大切なのは、「スクリーン時間によって、何が失われているのか」ということなのです。


最大の問題:「スクリーン時間」が何と置き換わっているのか

子どもは、体験を通して成長していきます。体を動かし、人と関わり、試行錯誤し、遊ぶ中で多くのことを学んでいます。

例えば、走る、登る、何かを作る、想像する、会話する、意見をぶつけ合う、話し合う、失敗する、退屈する、自分で解決方法を考える。こうした経験の一つひとつが、大人になるために必要な力を育てています。

外から見ると「ただ遊んでいるだけ」に見えるかもしれません。しかし実は、その中で子どもたちはとても大切なことを学んでいます。

例えば友達と遊ぶ時間。子どもたちはその中で、順番を待つこと、相手の表情や気持ちを読むこと、意見が合わない時にどうするか、謝ること、協力すること、相手の立場になって考えることなど、社会で生きていくために必要な力を少しずつ身につけています。

こうした能力は、ある日突然自然に身につくものではありません。何千回もの小さな人との関わりの中で、少しずつ練習していくものです。

しかし、スクリーン時間が長くなると、こうした経験が少しずつ減ってしまいます。

外で遊ぶ代わりに、家の中で座って過ごす。友達と話す代わりに、動画を受け身で見る。問題を自分たちで解決する代わりに、すぐに楽しい刺激が与えられる。そんな時間が増えてしまいます。

実は「退屈する時間」も、子どもの成長にはとても大切です。現代では、子どもを退屈させないように大人がすぐ何かを用意してしまうことがあります。

しかし退屈は、創造力のスタート地点でもあります。「何をしようかな?」と考える時間があるからこそ、子どもたちは遊びを作り出したり、絵を描いたり、物語を考えたり、新しいことに挑戦したりします。

常にスクリーンから刺激を受け続けていると、この「自分で楽しみを作る力」を育てる機会が少なくなってしまいます。

退屈やフラストレーションと上手に付き合うことは、子どもの健やかな成長にとって大切な力です。この点については、以前の記事「子どもの学びを助けるには:「やりすぎ」が成長を妨げる理由」でも詳しく書いています。

また、体への影響も忘れてはいけません。

人間の体は、本来、何時間も同じ姿勢で座り続け、目の前の画面を見続けるようにはできていません。これは大人にとっても良いことではありませんが、成長途中の子どもにとってはさらに大きな問題になります。

子どもは本来、動きながら学ぶ存在です。触って、動いて、試して、周りの世界と関わることで成長していきます。長時間座ったままスクリーンを見る生活は、その自然な学びとは反対方向に進んでしまいます。

そして、もう一つ忘れてはいけないことがあります。

スクリーンは時に、人と人との大切なつながりまで置き換えてしまうことがあります。

英会話のレッスン中、時々とても残念に感じる瞬間があります。子どもが難しいことに挑戦して、できなかったことができるようになった時。嬉しそうに「見て!」という表情でお父さんやお母さんの方を見ることがあります。

でも、その瞬間に保護者の方がスマートフォンに夢中になっていて、その小さな成功の瞬間を見逃してしまうことがあります。

もちろん、ほとんどの親は子どもを無視しようとしているわけではありません。毎日の生活は忙しく、疲れることもあります。そしてスマートフォン自体も、私たちの注意を引き続けるように作られています。

でも、こうした小さな瞬間を見ると、子どもにとって親の視線や笑顔、「見ていたよ」という反応がどれほど大切なのかを改めて感じます。

良いニュースは、だからといってスクリーンを完全に禁止する必要はないということです。むしろ突然すべてを禁止すると、親子げんかやストレスにつながり、長続きしないことも多いです。

大切なのは、小さく現実的な変化を続けることです。

私は日本で約20年間、子どもたちに英語を教えてきました。その間に、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化しました。しかし、安心して言えることがあります。

子ども自身は、それほど変わっていません。

楽しく夢中になれる活動があれば、スマートフォンが生まれる前の子どもたちと同じように、今の子どもたちも笑い、考え、挑戦し、友達と関わります。


親子げんかにせず、スクリーン時間を減らすために家庭でできる6つのこと

1. ルールを押し付けるのではなく、一緒に考える

A girl and her mother sitting on a sofa chatting

しかし、子どもは「言われたから従う」よりも、「自分で考えて納得したこと」の方が、ずっと前向きに行動できます。

スクリーン時間を親子の戦いにするのではなく、まずは落ち着いた自然な会話から始めてみてください。

ポイントは、「真剣な家族会議」にしないことです。「ちょっと話があるから座って」と言われると、大人でも少し身構えてしまいますよね。子どもも同じです。

おすすめなのは、普段の何気ない時間です。例えば、一緒にゲームをしている時、散歩している時、車で移動している時、テレビを一緒に見ている時などです。

まずは、スクリーン以外の活動の良いところについて話してみましょう。外で遊ぶこと、趣味を楽しむこと、友達と過ごすこと、体を動かすことには、どんな良いことがあるかを子ども自身に考えてもらいます。

その後で、スクリーン時間が長くなりすぎることの問題点についても話してみましょう。ここで大切なのは、責めないことです。

「ゲームばかりしているからダメ」ではなく、「良いところもあるけど、困ることもあるよね」という姿勢で話します。

子どもに聞いてみてください。

「スクリーン時間をもう少し良くする方法って何かあると思う?」

意外なほど、子どもたちはしっかり考えて答えてくれることがあります。そして、自分で考えて決めたルールは、親から一方的に決められたルールより守りやすくなります。

この方法は、子ども自身の「考える力」や「責任感」を育てることにもつながります。

もちろん年齢によってできることは変わります。でも、大人が思っている以上に、小さな子どもでも自分について考える力があります。

私自身も、息子たちが5〜6歳くらいの頃からこの方法を使い始めました。最初は「まだ早いかな」と思っていましたが、子どもが自分で考えて決める力に驚かされました。


2. まずは一つだけ「スクリーンなし」の場所や時間を作る

多くの家庭でうまくいかない理由の一つは、いきなり全てを変えようとしてしまうことです。

「今日からゲーム禁止!」「スマホの時間を半分にする!」このような大きな変化は、子どもにとっても親にとっても大きなストレスになります。

まずは小さく始めましょう。

家庭の中で一つだけ、スクリーンを使わない場所や時間を決めてみてください。例えば、食事中、寝室、朝起きてから最初の1時間、車で移動している時間、家族で出かけている時間などです。

小さなルールなら続けやすく、親子の争いにもなりにくくなります。

そして多くの場合、一つ良い習慣ができると、自然に他の生活習慣にも良い影響が広がっていきます。


3. スクリーンを「取り上げる」のではなく「置き換える」

A boy and a girl playing with Lego

これはとても大切なポイントです。

子どもは、「やめなさい」と言われただけでは、なかなかスクリーンから離れることはできません。なぜなら、その時間に何をすればいいのか分からないからです。

大切なのは、スクリーンを減らすことだけではなく、その代わりになる楽しい経験を増やすことです。

例えば、ボードゲーム、レゴや工作、スポーツ、料理、読書、オーディオブック、外遊び、想像力を使う遊び、家のお手伝いなどです。

目標は単に、「スクリーン時間を減らすこと」ではありません。

本当の目標は、「子どもの実体験を増やすこと」なのです。


4. 寝る前の時間を落ち着いた時間にする

家庭でできる、とてもシンプルで効果的な方法の一つが、寝る前のスクリーン時間を減らすことです。

近年、多くの研究でスクリーン利用と睡眠の質には深い関係があることが分かってきています。特にスマートフォンやタブレットから出るブルーライトは、脳が眠る準備をするために必要な「メラトニン」というホルモンに影響を与える可能性があります。

そして、睡眠は多くの人が思っている以上に、子どもの成長にとって重要です。ハーバード大学医学部の記事でも、子どもの睡眠が脳の発達や学習、感情面に大きく関わることが紹介されています。

寝ている間、子どもの脳はただ休んでいるだけではありません。実は、学んだ情報を整理する、記憶を定着させる、感情をコントロールする力を整える、心と体を回復させるという、とても大切な働きをしています。

睡眠不足は、イライラしやすくなる、感情のコントロールが難しくなる、集中力が下がる、不安を感じやすくなる、学習への影響が出るなど、さまざまな問題につながることがあります。

おすすめなのは、寝る前の1時間を少し落ち着いた時間に変えることです。例えば、読書、お絵描き、静かな音楽、親子の会話、パズル、ゆったりした家族時間などです。

夜のスクリーン時間を少し減らすだけで、睡眠や朝の機嫌、日中の集中力に変化を感じるご家庭も少なくありません。


5. 親自身も健康的なスクリーン習慣を見せる

もしかすると、これが一番難しいことかもしれません。

実は私自身も、子どもの前でスマートフォンを使いすぎて、家族に注意されることがあります。大人にとっても、スマートフォンとの付き合い方は簡単ではありません。

しかし、子どもは大人が「言ったこと」よりも、大人が「していること」をよく見ています。

もし親がいつも、会話中にスマホを見る、数分おきに通知を確認する、食事中も画面を見る、テレビを常につけっぱなしにするという生活をしていれば、子どもにとってそれが普通になります。

もちろん、完璧な親になる必要はありません。私たち大人も同じように、スクリーンとの付き合い方を学んでいる途中です。

でも、会話中はスマホを置く、子どもの話を聞く時は目を見る、家族だけのスクリーンなし時間を作るといった小さな行動は、大きなメッセージになります。

子どもは、親の言葉よりも親の習慣から学びます。


6. 急に禁止するのではなく、少しずつ減らす

心配になった親がやりがちなことがあります。それは、突然すべてを禁止してしまうことです。

しかし、「今日からゲーム禁止」「もうYouTubeは禁止」という大きな変化は、多くの場合うまくいきません。

結果として、親子げんか、不満、隠れて使う、毎日の言い争いにつながってしまうことがあります。

大切なのは、少しずつ改善していくことです。

例えば、1日15分だけ短くする、YouTubeを見る回数を一つ減らす、週に一回、外遊びや家族活動を増やすなど、小さな変化から始めてみましょう。

大切なのは完璧を目指すことではありません。続けられることです。

「スクリーンをゼロにする家庭」を目指す必要はありません。

目指すべきなのは、バランスの取れた使い方です。


まとめ

子どもがスクリーンを使うことに対して、親が罪悪感を持つ必要はありません。

現代の子育ては本当に大変です。そしてテクノロジーは、すでに私たちの生活の大きな一部になっています。スクリーンは時には学びの道具になり、楽しみを与えてくれ、忙しい親に少し休む時間を作ってくれることもあります。

大切なのは、完璧になることではありません。

大切なのは、子どもの成長に必要な経験がスクリーンによって失われていないかを考えることです。

子どもには、体を動かす時間、会話、退屈する時間、想像する時間、友達との関わり、挑戦、目を見て認めてもらう経験、励まし、人との本当のつながりが必要です。

こうした経験の積み重ねが、自信を持ち、困難にも向き合える、心の強い大人へと成長する土台になります。

これからもテクノロジーは子どもたちの生活の中にあり続けるでしょう。

しかし、子ども時代の大切な経験は、何にも置き換えることはできません。

Rocket English Schoolでは、子どもたちが実際に話し、考え、動き、友達と関わりながら学ぶレッスンを大切にしています。

なぜなら子どもたちは、ただ受け身で情報を見るだけではなく、実際の体験を通してこそ大きく成長していくからです。

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